絵本「どこどこどこ?」が出版された今のお気持ちをお聞かせ下さい。
ホッとしています。
できあがった本を見ると、制作中の大変だったことはどこかに吹き飛んでしまいますね。以前から絵本が描きたかったので、第一歩を踏み出せたことはとても嬉しいです。同時に絵本は多くのこども達、また大人の方々の目にも触れるものですから、やはり責任も感じます。作者から見たこの絵本の見どころは?
ケータイを使ったお話ですから、当然そこに目は行くと思うのですが、テーマとなっているのはこどもたち、親を含めた大人たちとのふれあいや思いやり、またペットを愛おしむ心なのです。そして、それをうまくつなぎとめる役割をしているのが、ケータイということになります。
また、絵本に登場する子犬の動きなどは我が家の犬が参考になっています。子犬のかわいらしさが表現できるよう、記憶を掘り起こし、感情移入しつつ描いたものなので、その辺りも見て頂ければと思います。絵本を制作するにあたって、苦労したことは?
イラストの場合は文章はありませんから、最初はどうしても文章が長く、説明過多になってしまいました。
シンプルに表現することと、言葉の選び方には気をつかいました。また、流れていく話に対して絵をどう見せていくかということは、イラストの場合にはあまり考えないので、いつもは使わない脳細胞を使った気がします。今後の活動展開についてイラストの仕事ももちろん続けていきますが、絵本の制作も積極的に行なっていきたいです。描いてみたい話も色々あるので、1つでも多く形にできたらいいなと思っています。
時間と体力が大事だなと感じています。
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