ポストカードブック写真集『SWEDEN』の出版を記念しまして、中谷せつ子の個展を開催しております。 スウェーデンを旅した際に撮りためた、日常風景の心温まる写真が、遠い北欧の国スウェーデンをちょっと身近に感じることができます。 今回、中谷さんに写真集出版のいきさつや、スウェーデンに関する興味深いお話をお聞きしました。どうぞお楽しみください。
プロフィール 1969年 3月3日生まれ 1997年 フォトグラファー村松俊一氏とネイチャーフォトスタジオ風実鳥を開設。 ライター、デザイナー、撮影アシスタントを担当。 国内外の主にアウトドア関係企業の広告制作を手がける。 1998年 「気ままにアイルランド 西部の旅」 1999年 「気ままにアイルランド 東部南部の旅」 共に(株)ARTBOXインターナショナルより出版
2000年より村松氏に師事し本格的にスウェーデンの日常的風景の 撮影を始める。
2008.10/26よりART BOX GALLERYにて個展
写真集『SWEDEN』を出版したいきさつ 私どもネイチャーフォトスタジオ風実鳥は、メーカーのカタログ撮影などで毎年スウェーデンを訪問しております。ロケ中はスウェーデン人の友人宅に滞在させてもらい、一緒に森を散歩したり、コテージに行ったり、マッシュルームピックアップをしたりと、現地の方たちと同じ様に暮らしています。 (薪ストーブやアウトドアウェアメーカーが多い為、街の中よりも自然の中での撮影が多いです。友人との共通の趣味はバードウォッチングやキャンプなど自然に関することなのでロケも協力してもらっています)そこで経験したすばらしい事を、多くの方に紹介したいと思い、今回出版の運びとなりました。ツアーでまわる観光とは違い、本国人の暮らしの目線で撮影しています。写真集で紹介し切れない部分は、個展のパネルでご覧いただけますし、風実鳥のロケの様子などもご紹介させていただきます。(最近はペレット燃料の取材のため、小学校やアパート、個人宅を訪問しました) スウェーデンとの出会いスウェーデンを訪問する事になったきっかけはアイルランドのアラン島からのフェリーで海鳥を見ているときに、アイルランドを旅行中のスウェーデン人夫婦(ヨーテボリ大学の教授)と知り合い、自宅に招いてもらったからです。フェリーの中で、「次はスウェーデンに行きたいね」と風実鳥のフォトグラファー(村松俊一)と話していたら、スウェーデン人夫婦に声をかけられたので、偶然ではなく運命の出会いだと思っています。 もともとスウェーデンは、自然や環境に対する意識の高さや、工業製品も興味がありましたので、憧れている国でした。 写真を撮るということは・・・ 写真は表現方法のひとつで、文章を書くのと同じ感覚です。 切り取ったり閉じこめるのではなく綴っています。 今後のこと 感じること、想うことは人と人をつなげます。 写真と文章で、そのお手伝いをしていきたいと思います。
ポストカードブック写真集『SWEDEN』価格\924-(税込) 写真家・中谷せつ子がスウェーデンを旅して撮りためたポストカードブック版写真集です。写真集を開くと、北欧の国・スウェーデンの空気が広がり、やさしい眼差しで見つめている中谷せつ子のこの地への想いが伝わります。また、写真に添えられているたった一行の文章からも、あたたかなスウェーデンの日常を感じます。
展示作品30点の中から3点をピックアップしてご紹介いたします。作品一覧 「鳥のために」 \31,500- 大きな木の下のスウェーデンハウスと豊かな自然の調和が、のどかな日常を物語っています。
「郵便配達の自転車も、旧市街地ではオブジェ」 \31,500- おもちゃのように愛らしい自転車。ありふれた日常の物の違いが、異国のおもしろさを感じる瞬間です。
「夕暮れの港は、映画のスクリーンのよう」 \31,500- 夕暮れの港、芸術的な建物に加え、北欧の冷たい空気が肌に伝わるような一枚です。
馴染みのないスウェーデンという国が中谷さんの写真と添えられた文章から、スウェーデンのありのままの日常を感じることができ、この国に非常に興味が湧きました。これからも中谷さんの目線で捉えたスウェーデンの写真を楽しみにしております。
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