第16回マスターズ大賞展にて準グランプリを受賞した柏木孝子さんの受賞記念展を開催しております。表装と絵という意外な組み合わせで作品の制作を続けてこられた柏木さんに、制作にまつわるお話や、受賞を受けた時の感想など色々なお話をお聞きしました。

プロフィール
1949年 大阪生まれ 第3回 アートサロン美術大賞 入選
第3回 全国水墨画展入選
第10回 上野の森美術館(日本の自然を描く展) 入選
第11回 上野の森美術館(日本の自然を描く展) 入選
第4回 マスターズ大賞展 準入賞
第5,6回 マスターズ大賞展 入選
第16回 マスターズ大賞展 準グランプリ
2008.08/31よりART BOX GALLERYにて個展

受賞記念展開催にあたって

この度、マスターズ大賞展準グランプリ受賞により、個展を開く機会を頂きありがとうございました。
大好きな奈良はよく題材を探しに行きますが、特に飛鳥はのどかな田園風景の中に、いたる所に飛鳥時代を偲ばせる遺跡があり、想いをはせながら美しい風景を楽しんでいます。
絵も表装もそんな愉しみの中で生まれました。
受賞の知らせを聞いた時表装と絵を一つにして出品し始めて今回で三回目になりますが、写真判定もあり、表装と絵を合わせた作品ということもあって、今回で駄目ならもうやめよう、来年からは別の公募展を捜そうと思っていたところでしたので、連絡を受けた時は本当にびっくりしました。
作品の制作テーマとは？
昔から大地や山や木が好きで、そんな自然にふれて楽しみながら絵を描いていましたが、これからも絵と表装を合体させたものが、一つの作品としてオリジナルになるよう制作していきたいと思っております。
奈良に心惹かれるのは・・・
やはり自然の中で、特に奈良は身近でのんびりとした自然の中に、悠々と流れる歴史が、ごく当たり前のようにそこにあるのが魅力的です。何回行っても、多分一生飽きる事はないと思います。
今後の展望
やはり、絵と表装がオリジナル作品として認めてもらえるよう、また新たに次の公募展を目指して行きたいと思います。

マスターズ大賞展について
ART BOXマスターズ大賞展では、意欲的なシニア世代（45歳以上）を中心に、今まさに成熟しつつある作家を発掘し、サポートしてゆくことを主旨としております。今回の個展は、第16回の同展にて準gグランプリに輝いた柏木孝子さんの受賞を記念した企画展です。
結果発表

受賞作品の「奈良・吉野の桜(奥千本)」を始めとした合計11点を出品頂いた今回の展覧会。その中から作品3点をピックアップしてご紹介いたします。作品一覧


奈良・吉野の桜(奥千本)　\157,500-
霧がかったようなぼんやりとした空気に、桜が浮かび上がっているのが、幻想的な作品です。

雨上がりの大地　\157,500-
タイトルどおり、雨上がりの風景。空気が澄み、雨の名残りのある自然の美しさが表現されています。

かくれんぼ　\157,500-
木陰からキツネがひょっこり顔を出しており、自然の美しさと動物の愛らしさが描かれており、心和む作品です。