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現在ART BOXギャラリーでは、自然と人工をテーマに花や
果物を中心に作品を制作し、新制作を軸に活躍する本家浩
一の油彩展を開催しております。普段は聞くことのできな
い制作秘話など興味深いお話をお届けします。

プロフィール
1955 広島県生まれ 78 武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業 91 新制作協会展入選 以降毎年 91 関西新制作展新作家賞受賞、公募広島の美術入選(93・94・95年同)、日仏現代美術大賞入選(93年同) 92 上野の森美術館大賞展入選、東京セントラル美術館油絵大賞展入選 93 感動する・人と自然大賞展佳作賞受賞、広島美術大賞展佳作 94 伊豆美術祭絵画公募展入選(96年同)、 広島県美術展大賞受賞 95 人間讃歌美術大賞展奨励賞受賞  96 アートマインドフェスタ・コープこうべ 優秀賞・神戸市長賞受賞 96 新制作協会展新作家賞受賞(98・99年同  97 現代美術選抜展(文化庁) 98 県民文化奨励賞受賞 2003 新制作協会展会員推挙
2008年5月11日より個展

制作のテーマとなる「自然と人工」
これまで、人間がしてきたこと、また、残してきた事物を、考えると、自然の営みの中でそれらが、いかにちっぽけであり、時の流れの中に、埋没しやすいものです。滅亡と再生の繰り返しその中で、今はなにを大切にしなければいけないかをまた、何に希望を託さねばならないか、などと、考えています。作風が変化した出来事
「以前の私は、かわいい絵、フェミニンな絵というものに嫌悪感を抱いていました。しかし、ある時知人に「猫を描いてほしい」と頼まれ、
描いたことがきっかけで、可愛さ、愛らしさといった、癒しを与える絵の素晴らしさを実感しました。それから、私の作品には猫が度々登場したりと、やさしく柔らかな雰囲気の作品が多くなっていきました。計算ではなく自由
よく周りの方に、計算しつくして絵を描いてると思われることが多いのですが、実際はとても自由に描いています。
例えば展示作品の「蝶のいる景」は、まず「空の美しい青に黄色を合わせたい」というところから始まりました。そこから大きな黄色の牡丹の花が浮かんで・・・といった具合で作品が出来あがっていきます。
そして、私の作品には色々なモチーフが登場していますが、私は「迷うなら描く」ことにしています。長い時間かけ、一つのモチーフを描くべきか否か悩むことは、時間の無駄と考えてしまいます。ですから、私の作品にはたくさんの物が登場するのでしょう。今回の展示の見どころとこれからの展望
最初の質問でも少し述べましたが、現在の私たちが、望んでいるものは憧れや、癒しではないでしょうか。そんなことをかんじていただければ、幸いです。
そして、先のことは、わかりません。ただこのまま描き続けて、テーマも画風も変化するのだと思います。これまでが、そうであったように。これからも。

 

バラの景
バラがひと際目を引く作品です。花瓶の模様など細部までリアルに描かれた、迫力ある作品です。

ネコと少年
展示作品では唯一、人と動物のみが描かれた作品です。ネコを愛おしそうに抱く少年の姿とかわいいネコが癒しを与えてくれます。

ダイアモンドリリー
一輪の花が画面いっぱいに描かれた作品ゆえに、存在感を感じる作品です。花の色合いがとても美しく、惹き付けられます。

作品一覧


アーティストが表現する人物
顔・表情・ポーズ・家族・肖像…。あるいは心に残る印象的なシーンの数々。すべてのアーティストが関わる永遠のテーマ「人」をモチーフにした平面・立体作品が一同に会した作品集。

現代日本の絵画vol.2
日本の「今」を代表する画家の新作を中心に収載。 現代日本の日本画・洋画界を代表するトップアーティストを迎えてお届けする「現代日本の絵画」シリーズは大変ご好評を頂いております。単なるアーティストインデックスではなく、美術的・資料的価値の大変高い絵画作品集として多くの公立図書館、高校、大学図書館、美術館などに収蔵されております。

とても穏やかな雰囲気をお持ちの先生から、あのような迫力ある作品が生まれていることは、先生の中に秘めたる
思いがあるからこそと感じました。今後の先生のご活躍を期待しております。

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