押し花アートとの出会い
ちょっとした偶然が重なって押し花アートと出会うことになりました。
たまたま行った花屋さんに押し花が飾ってありまして、それがとても素敵で興味を抱きました。ちょうどその花屋さんが押し花教室を開いていまして、そこで習い始めることになりました。その時から、この世界に入ってかれこれ10年近くになりましたね。作品づくりでの意外な苦労
押し花アートをする上で一番大変な作業は材料を揃えることなんです。
絵を描くとなれば、絵の具を揃えたりするのはたやすいですが、例えば動物の毛並みなどは、自分のイメージしている色や質感を出すのに、それに合った花を用意するのが大変なんです。時には花を取り寄せてもらったりもしますね。そして花を押して材料を作ります。
制作に入る前に色々と苦労がかかるんですよ。長く魅せる押し花の美
私は「不思議な花倶楽部」という団体に所属しています。この団体は草花が持つ本来の美しさをそのまま押し花に残す技術に非常に優れています。押し花はすぐ色褪せてしまうのではという概念を持つ方は多くいらっしゃると思いますが、押し花額にすると作品によっては10年ぐらい楽しむことができるんですよ。
作品に込めているもの
私の作品ひとつひとつには必ずストーリーがあります。今回多く展示しているウサギのシリーズは、絵本にしようと思っていたほどのストーリー展開があるんですよ。
「高原へ」でカゴに入った赤ちゃんウサギが竜巻きにさらわれてしまい、助けられた先の家にいたウサギの男の子と出会い、結婚する・・・と、
まさか見ている方はここまで話が続いていくとは思わないでしょうね。作品を作っている過程でこういったストーリーが頭の中に浮かんで、作品が出来上がっているんです。
また私は、人々が心和める作品を目指して制作に取り組んでいます。
多くの方に癒されましたというお言葉をいただき、とても嬉しく思っています。
ですが、実は当の本人が一番癒されたい!と思っていたりしているんですよ。
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